東京大会を1年後に控え、この夏、様々な競技種目でテストイベントが開催されています。
ビクトリーブーケプロジェクトはトライアスロンのテストイベントにビクトリーブーケを提供しました。
また、併催されたパラ競技にも提供。
市場が夏休み設定するというこちらも初の試みの期間に、真夏の、屋外の、早朝の大会に、チャレンジしてまいりました。

【協賛団体】
マム デリフロールジャパン
ヒマワリ タキイ種苗
キキョウラン・レザーファン 八丈島切葉切花研究会

【大会名】
ITUオリンピッククオリフィケーションイベント(2019/東京)*東京オリンピックトライアスロンテストイベント
ITU世界ミックスリレートライアスロンシリーズ(2019/東京)
ITUパラトライアスロンワールドカップ(2019/東京)

大会公式サイトはこちら

【日程】
2019年8月15日(木)~18(日)
14日(水)エリート試走
15日(木)エリート女子
16日(金)エリート男子
17日(土)パラトライアスロン
18日(日)ミックスリレー

ブーケは、日本で唯一のオリンピックビクトリーブーケデザイン経験者でありワールドカップチャンピオンの村松文彦先生。

オリンピック競技は2段で高さのあるデザイン。

マムはスプレーが上段に、ディスバッドが下段を支え、グリップの強度にも活かされています。

レインボーブリッジを背に、掲げられたブーケ。

表彰式後に、ブーケ片手にバイクを自分で片づける選手たち。

パラリンピック競技は腕に障害のある選手でも持てるようにバランスを重視し、低いデザインに変更。

葉物でクッション性を高めるとともに、軽量化も意識されています。

パラリンピック競技ならではの配慮も、もっと学びが必要です。

オリンピック競技では日本人選手の入賞ならずでしたが、土田和歌子選手が金メダル獲得!

オリンピック・パラリンピック招致のプレゼンで活躍された谷真海選手も表彰台に!

市場の休市期間にブーケ制作が必要となったため、花材調達にも苦慮しましたが、下記の皆様にご出荷いただき、活用させていただきました。
マム JAながぬま 石尾様(北海道)、亘理町 小野様(宮城県)
ヒマワリ 黒川花卉園様(京都府)
8月初旬の水泳(競泳)・FINAワールドカップにもマムをご提供いただきましたが、そのころにすでに満開の品種も…。今年は前進傾向、マムが咲ききってしまう…と関係者一同不安でしたが、一番品種の特性を理解している種苗会社と、東北・北海道の気候を熟知した生産者の皆様のおかげで、夏休み前、14日に入荷したものをベストな状態でブーケにすることができました。
ヒマワリは、タキイ種苗様が開発した「サンリッチアップライト」シリーズ。サンリッチシリーズを5月のジャパンオープンにご提供いただき、心配していた花弁の散りが見られなかったのですが、さすがにお盆真っただ中…朝9時に30度越えのこの時期、大丈夫か?!とこちらも関係者一同、不安半分期待半分。出来上がったブーケ、中心にまっすぐしっかり咲くヒマワリを見て、プロジェクトメンバーの顔もヒマワリのような笑顔に!

試合後、選手がブーケを自国に持ち帰ることができない点も課題とされてきましたが、会場で駆け寄るファンに、応援のお礼にブーケを渡すシーンも見られました。
選手とファンの気持ちを繋ぐブーケ。ブーケを手にしたファンがさらにトライアスロンを好きになってくれれば、私たちの活動の価値はそこにあると確信できた瞬間です。
~サマー・ラパポート選手(アメリカ)~

課題も多く実感したチャレンジとなりました。
この活動を通じて経験したすべてのことを、次のチャレンジに繋がる糧に!
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

~おまけ~
プロジェクト代表 松本とITUパラトライアスロンランキング1位、2019 ITU世界パラトライアスロンシリーズ横浜大会優勝のアレクシ・アンカンコン選手。
厳しいレースの後にさわやかな笑顔!来年も東京で応援します!